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頚椎ヘルニアなのかどうかを特定する

ご自身では「頚椎ヘルニアだろう・・」と思っていたとしても、実は違う疾患だったということがあるのです。頚椎ヘルニアの症状とよく似た疾患として、変形性頚椎症や頚椎後縦靭帯骨化症などがあり、前者は神経を圧迫している部分が骨棘(トゲ状になり圧迫)で、後者は縦靭帯が骨化してしまう疾患で難病指定を受けています。難病である可能性もあり、疾患が特定できれば効果的な治療へとつなげることも可能となります。
仮に疾患が頚椎ヘルニアであることが特定されたとしても、ご自身で考えるままに対策トレーニングやストレッチを取り入れる事は危険です。稀に症状が悪化する場合もあるので受診先の医師と相談の上で治療の一環として対策トレーニング等と組み合わせてください。
また、入浴は血行を改善する効果が期待出来ますので、リラックスした姿勢で温めるようにしましょう。特に仕事で同じ姿勢を長時間続けている方には効果が高いので、ゆったりと入浴しましょう。

手術が必要かどうかを考えてみる

頚椎ヘルニアの痛みがひどい方の中には手術をお考えの方も多いと思います。余りに痛みが酷くて眠れないという方にとっては深刻な問題なのですが、一口に手術といっても内視鏡手術もあればレーザー手術もあり、頚椎ヘルニアの種類によっては受けられない手術もあります。ですので順番としては、ヘルニアの特定、手術以外の治療法を開始する、手術が必要であれば検討する、となるでしょう。
最終的に手術を選択する場合でも、ご自身の意見、ご家族の方の意見、他の疾患もある場合にどう治療してゆくのかなどを受診先の医師としっかり話して下さい。ここで信頼関係が築けなければ手術の選択肢を選ぶことは避けるべきですし、セカンド・オピニオン等の選択肢も視野に入れて考えてみましょう。
痛みが酷い場合にはあせる気持ちも出てくるものですが、ご自身の大切な将来の事ですので慎重に決断する事も大切であると考えて、ヘルニア手術を受けるかどうかを選択されて下さい。

ヘルニア対策のある生活を

日常生活においても、できる限りヘルニア対策を施していきましょう。ご自身のためだけではなく、ご家族の方への予防策にもなります。まず、ネックサポーターは日常生活での首への負担を減らす効果があるのですが、色々なタイプの物が市販されていますので薄手の物でもしっかりとサポートできれば良いので、スカーフを巻いて工夫をすれば女性の方でもさりげなく装着することが可能です。
また、安眠のための枕や布団にも工夫を加えてみて下さい。特に枕は各個人によって心地よく感じる高さがや寝る時の姿勢が異なりますので、ちょうど良い高さを探すのに時間がかかる場合がありますが、頚椎ヘルニアであれば安眠時間は何より大切になりますので、枕の中身を減らす、タオルを下に敷くなどの調整をしてベストなポイントを探してみて下さい。
低反発マットを敷いてみると体の沈み具合が微妙に変わり、枕の高さとうまくマッチすれば効果的になる場合もあるので組み合わせを考えてみましょう。

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